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トントン日記~part18~

皆さんこんにちは!

株式会社境関養豚、更新担当の中西です!

 

~やりがい~

 

1|養豚場の役割と価値

養豚は単に豚肉を生産する仕事ではありません。
安定供給・安全安心・地域循環の三拍子を担い、飼料→豚→堆肥→農地という循環を回しながら、食卓に“日常のタンパク質”を届ける基盤産業です。


2|いま求められている主なニーズ 📈

  • 食料安全保障と安定供給
    価格変動や国際情勢の中でも、数量と品質を切らさない体制づくり。

  • 衛生・防疫(バイオセキュリティ)
    進入防止・早期発見・迅速隔離。動線・消毒・ワクチネーションの徹底。

  • アニマルウェルフェア
    群飼設計、床材・温湿度、疼痛管理。ストレス低減は成績にも直結。

  • 環境・ESG
    臭気・排水の適正管理、堆肥化・バイオガス化、カーボンフットプリントの削減。

  • 人材とデジタル化
    少人数で回す省力化、センサー・カメラ・データで“見える化”と標準化。

  • ブランド化と多様な販路
    テロワール(飼料・水・気候)や飼養哲学を“物語化”し、直販・外食・ECへ。


3|この仕事のやりがい 🌟

  • いのちを育てる達成感
    配合・環境・ケアの積み重ねが健康な群と良質な枝肉に結びつく手応え。

  • 数値で語れる面白さ
    日増体重、FCR、離乳頭数、死亡率…一つの改善が全体の生産性を押し上げる“経営としての醍醐味”。

  • 食卓までつながる誇り
    自分たちの豚が「美味しかった」「また買いたい」と指名される喜び。

  • 地域循環への貢献
    堆肥が地元の野菜や米を育て、その副産物が飼料に戻る——循環の中心にいる実感。

  • チームでものづくり
    担当者ごとの観察眼・手技・記録が噛み合い、群全体が良くなる“現場力”の快感。


4|やりがい×ニーズが交差する瞬間 💬

  • 暑熱期の環境制御を見直し、死亡率を半減
    → 「今年は落ち着いて出荷できた」と加工業者・小売から感謝。

  • ウェルフェア対応+物語化でブランド立ち上げ
    → 直売所でリピート率が上がり、価格の適正化とスタッフの誇りが両立。

  • バイオガス導入で臭気・電気代を同時改善
    → 近隣の理解が進み、見学受け入れで採用にも好影響。


5|すぐに効く“現場ミニ戦略”📝

  1. 見える化ダッシュボード
     日齢・温湿度・給餌量・咳検知・落穂拾い(ロス)を一画面集約。朝会で5分レビュー。

  2. バイオセキュリティの動線設計
     “清潔・汚染の境界”を色分けし、ヒト・モノ・車両の一方通行化。

  3. ウェルフェアKPIを明文化
     立てやすさ・傷・跛行・吸い傷などの週次チェックを定量化。

  4. 飼料最適化の小実験
     副産飼料や飼料米の配合比を小規模ABテスト→良い結果のみ本線に採用。

  5. 物語の棚卸し
     水源・飼料・風土・農家の哲学を言語化し、POP/EC/見学導線に展開。


6|“成果が見える”KPIの例(目安)📊

  • 繁殖:離乳頭数、離乳までの死亡率、再発情日数

  • 肥育:日増体重(g/日)、FCR(飼料要求率)、出荷日齢

  • 衛生:抗菌剤使用量(mg/PCU)、咳・下痢スコア、事故ゼロ日数

  • 環境:臭気苦情件数、電力・LPガス使用/出荷頭数、メタン回収量

  • 販売:規格外率、歩留、リピート注文比率・指名買い率

※農場条件で最適値は異なります。まずは“自分の基準線”を作り、そこから改善幅を追うのがコツ。


7|これからの展望 🚀

  • AI×IoTで“壊れる前に手を打つ”:早期発見・予知保全が標準に。

  • カーボンスマート養豚:堆肥の高度化・バイオガス・再エネの組み合わせで脱炭素と収益性を両立。

  • 国産・代替飼料の比率アップ:価格変動リスクを和らげる“地産飼料”戦略。

  • ウェルフェアの国際整合:基準適合が輸出やブランドの“入場券”へ。

  • 六次化・直販の深化:加工・外食連携、観光・教育とのクロスオーバー。


まとめ ✨

養豚場業は、

  • 安定供給・衛生・ウェルフェア・環境・人材という強いニーズに応えながら、

  • いのちを育てる達成感、数値で語れる面白さ、地域循環の誇りという大きなやりがいを提供する仕事。

“人の目と手+データ”で現場を磨き、物語とと

 

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