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皆さんこんにちは!
株式会社境関養豚、更新担当の中西です!
~ブランド豚と未来の養豚経営~
豚肉の品質は、今や「ブランド」で評価される時代です。
霧島黒豚、三元豚、やんばる島豚など、各地で地域ブランド化が進んでいます。
飼料由来の差別化
米粉飼料、酒粕、乳清(ホエイ)などの地域資源を活用。
香り・脂質・甘みの違いを明確に打ち出す。
飼育環境の透明化
オープンファーム・見学会・SNS発信で“育て方”を可視化。
「誰が、どう育てたか」が信頼につながる。
地域連携・直販
飲食店・精肉店・ECと連携し、“地元で完結する食循環”をつくる。
フードマイレージ削減にも貢献。
養豚業は、資源循環の中心にもなり得ます。
糞尿→バイオガス発電
残飼→堆肥化
排熱→温室暖房
こうした仕組みがカーボンニュートラル養豚の実現に近づけています。
養豚場は、地域の雇用・堆肥供給・食文化維持を担う“拠点産業”。
次世代の若手就農者には、
「ただ育てる」ではなく「価値をデザインする」視点が求められます。
養豚は“生きる力を育てる産業”。
豚を育てることは、人の健康・地域の循環・未来の食を支えることでもあります。
現場の汗が、やがて一枚の旨い豚肉になる――その誇りが、養豚の原動力です。
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皆さんこんにちは!
株式会社境関養豚、更新担当の中西です!
~飼料・環境・健康管理~
豚はとてもデリケートな動物です。
暑さ・寒さ・湿度・音・光――そのすべてが生産性に影響します。
ここでは、科学的に見た“快適な豚舎環境”と健康管理の実際を掘り下げます。
豚は人間よりも暑さに弱い生き物です。
体温調整が苦手なため、室温が1℃上がるだけでも採食量が減少します。
理想環境は:
子豚期:30〜33℃
肥育期:18〜24℃
湿度:60〜70%
最近では、自動換気制御・ミスト噴霧・断熱屋根など、IT制御型の豚舎が主流になりつつあります。
飼料は単なる栄養源ではなく、健康管理そのもの。
特に重要なのが以下の成分です
| 栄養素 | 役割 |
|---|---|
| タンパク質 | 成長と筋肉形成 |
| リジン | 肉質・発育に直結する必須アミノ酸 |
| カルシウム/リン | 骨形成 |
| ビタミンE | 抗酸化・免疫強化 |
| 乳酸菌/プレバイオティクス | 腸内環境改善 |
また、薬剤添加に頼らず、飼料由来の健康維持を重視する農場が増加。
“アニマルウェルフェア”の観点からも注目されています。
養豚場では「見て・嗅いで・聞く」ことが最良の診断。
咳の頻度、耳色、排便の硬さなど、日常観察で病気の兆候を捉えます。
主要疾病例:
呼吸器系(マイコプラズマ肺炎)
消化器系(E.coli下痢症)
皮膚疾患(疥癬・真菌)
近年はAIカメラで個体行動を分析し、異常動作を自動検知するシステムも登場。
人とデータの協働で“未病管理”を実現しています。
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皆さんこんにちは!
株式会社境関養豚、更新担当の中西です!
~種豚管理と分娩の現場から~
養豚場の中でも、最も繊細で感情が動く瞬間――それが分娩と哺育です。
新しい命が生まれるたびに、現場には安堵と緊張が入り混じります。
養豚経営では、**母豚(繁殖雌豚)と種雄豚(雄)**の管理が命の源。
繁殖成績は経営効率を大きく左右します。
交配回数・時期管理:発情周期(約21日)を見極め、最適タイミングで人工授精を行う。
遺伝改良:肉質・発育・繁殖能力をデータ化し、優秀個体を選抜。
ストレス対策:環境温度(20〜25℃)や飼料バランスが受胎率に直結。
最近はICTを活用した発情検知センサーも登場し、繁殖管理がデータ化されています。📊
分娩舎では、出産予定日の前後3日間が最も緊張する期間です。
1腹に平均10頭前後が生まれますが、体重が小さい仔豚は初乳を飲めず死亡リスクが高まります。
現場では、
温度管理(30〜33℃)
乳首争いを避ける仕切り設置
哺乳不足仔の人工授乳
母豚の体力回復ケア(電解質補給)
など、分単位の対応が求められます。
母乳に含まれる免疫物質(IgA・IgG)は、仔豚の生存率を決定づけます。
そのため、生後6時間以内の初乳摂取が不可欠。
離乳はおおよそ21日〜28日で行い、ストレスを最小限に抑えるため、
温度
飼料形態(粉→ペレット)
水分補給
を慎重に調整します。
母豚は年2〜2.4回の出産を繰り返します。
しかし体力の限界もあり、4〜5年で更新が必要です。
それでも、現場の誰もが“ありがとう”と声をかけて送り出します。
養豚業は、感情と技術が両立する稀有な仕事です。
命を繋ぐ現場にこそ、最大の敬意とプロ意識が宿っています。✨
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皆さんこんにちは!
株式会社境関養豚、更新担当の中西です!
~命を育てる現場から~
朝の空気がまだ冷たい時間、豚舎に入ると鼻をくすぐる特有の匂いと、生き物たちの体温が迎えてくれます。
「養豚業」という仕事は、ただ豚を育てて出荷するだけの職業ではありません。
それは、命の循環を預かる責任ある仕事であり、人の食と地域の暮らしを支える使命でもあります。
養豚場の一日は、早朝の給餌から始まります。
仔豚舎・肥育舎・種豚舎など、ステージごとに管理が異なり、それぞれに温度・湿度・水・飼料・健康状態を毎日チェックします。
給餌作業:
自動給餌システムを用いる場合でも、豚たちの“食いつき”を目で確認します。
食が細い個体は体調不良や温度ストレスのサインかもしれません。
清掃・糞尿処理:
糞尿は発酵処理・液肥化され、地域農地の肥料として再利用されます。
匂い対策の一環としてバイオ脱臭装置や木酢液散布も導入されています。
健康観察:
豚は群れで生活するため、一頭の変化を見落としやすい。
耳の色・歩き方・鳴き声の違いから異常を察知するのも熟練の技です。🐽
養豚では“何を食べさせるか”が品質を左右します。
一般的な配合飼料だけでなく、地域特産の米ぬか・麦・おからなどを混ぜた地域循環型飼料も増えています。
これにより、
廃棄物削減(フードロス対策)
味や脂質の特徴づけ
地域ブランド化
といった効果が生まれます。
特に**脂肪酸バランス(オレイン酸など)**の調整は、肉質と香りに直結。
「飼料設計=味づくり」と言っても過言ではありません。
養豚の現場では、**外部からのウイルス侵入防止(バイオセキュリティ)**が最重要です。
豚熱(CSF)やアフリカ豚熱(ASF)は、たった一度の侵入で全頭殺処分に至るケースも。
そのため、
出入り口の車両・靴・手指の消毒
堆肥舎・豚舎間の動線分離
訪問者の立入制限
といった厳密なルールが日常的に運用されています。
養豚とは、“効率”ではなく“命”と向き合う仕事です。
1頭1頭の健康を積み重ね、その努力が一枚の豚肉として食卓に届く。
見えないところに技術と誇りがある――それが養豚の本質です。🐷🌱
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